スパゲッティコードとは
スパゲッティコードの定義と特徴
スパゲッティコードとは、プログラムの中で分かりづらく、複雑で、修正や保守が困難になるような、見通しの悪いコードのことを指します。
スパゲッティコードは、通常、一つのクラス内にコードが密集して、異なる機能が混在していることで、関数呼び出しの順序が複雑になるため、処理の流れを把握するのが難しくなります。
また、変数名やコメントも不適切で、何を行い、どのように行っているのかが把握できず、チーム開発やプログラムの保守性に深刻な影響を与えます。
スパゲッティコードの問題点
スパゲッティコードには、下記のような問題点があげられます。
可読性が低く、コードの理解が困難
スパゲッティコードは、処理のフローが複雑で分岐が多いことが特徴的です。
そのため、コードの理解が難しく、他の人がメンテナンスすることが困難になります。
保守性が低く、コストがかかる
既存のプログラムに変更や修正を行う場合、全体の構造を理解してから行わなければなりません。
しかし、スパゲッティコードは全体の構造を把握することが難しいため、保守性が低く、修正コストが高くなります。
バグの発生率が高くなる
スパゲッティコードは、網羅的なテストが行いにくいため、バグの発生率が高くなります。
また、改修作業を行なった際に、修正下処理が別の処理に影響を及ぼしやすいため、新たなバグが発生する可能性も高くなります。
これらの問題を解消するために、次のページでスパゲッティコードの改善方法を確認していきましょう。
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