【簿記三級】ネット試験・第2問(T勘定)の練習問題&解き方解説

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解説

順に手順を追っていって説明していくので、長くなりますがこの通りに進めていけば解けるようになりますので、ぜひ順番に読んでみてください。

日付順に仕分けを進めていきます。

×5年4月1日  備品¥500,000を小切手を振り出して購入した。
×6年3月31日 定額法によって減価償却費を計上する。耐用年数は4年、残存価額ゼロとする。
   10月1日 備品¥300,000を小切手を振り出して購入した。
×7年3月31日 定額法によって減価償却費を計上する。なお、10月1日に購入した備品についても、耐用年数と残存価格は同様とし、減価償却費は月額計算によって計上する。

×5年4月1日

備品¥500,000を小切手を振り出して購入した。

(借)備品 500,000 (貸) 当座預金 500,000

備品勘定の左側に当座預金¥500,000を記入します。

備品
×5年4月1日 当座預金 500,000

×6年3月31日

定額法によって減価償却費を計上する。耐用年数は4年、残存価額ゼロとする。

備品が500,000円、耐用年数が4年、残存価格ゼロなので、計上する減価償却費は次のように求められます。
500,000円/4年 = 125,000円

(借)減価償却費 125,000円 (貸)備品減価償却累計額 125,000円

備品減価償却累計額
×6年3月31日 減価償却費 125,000

また、決算日なので、貸借の合計金額を一致させる必要があります。
備品勘定、備品減価償却累計額勘定、それぞれ繰越記入をします。

備品
×5年4月1日 当座預金 500,000 ×6年3月31日 次期繰越 500,000
備品減価償却累計額
×6年3月31日 次期繰越 125,000 ×6年3月31日 減価償却費 125,000

×6年4月1日

前期末に繰越記入したものを、期首となる4月1日に開始記入します。

備品
×5年4月1日 当座預金 500,000 ×6年3月31日 次期繰越 500,000
×6年4月1日 前期繰越 500,000
備品減価償却累計額
×6年3月31日 次期繰越 125,000 ×6年3月31日 減価償却費 125,000
×6年4月1日 前期繰越 125,000

×6年10月1日

備品¥300,000を小切手を振り出して購入した。

(借)備品 300,000円 (貸)当座預金 300,000円

備品
×5年4月1日 当座預金 500,000 ×6年3月31日 次期繰越 500,000
×6年4月1日 前期繰越 500,000
×6年10月1日 当座預金 300,000

×7年3月31日

定額法によって減価償却費を計上する。なお、10月1日に購入した備品についても、耐用年数と残存価格は同様とし、減価償却費は月額計算によって計上する。

備品が300,000円、耐用年数が4年、残存価格ゼロ、6年10月1日〜7年3月31日までの減価償却費を月割で求める計算式は次のようになります。
300,000円 / 48ヶ月 × 6ヶ月 = 37,500円

(借)減価償却費 37,500円 (貸)備品減価償却累計額 37,500円

備品減価償却累計額
×6年3月31日 次期繰越 125,000 ×6年3月31日 減価償却費 125,000
×6年4月1日 前期繰越 125,000
×7年3月31日 減価償却費 37,500

決算日なので、繰越記入をします。
そして、貸方借方の合計値が一致していることを確認して終了です。

備品
×5年4月1日 当座預金 500,000 ×6年3月31日 次期繰越 500,000
×6年4月1日 前期繰越 500,000 ×7年3月31日 次期繰越 800,000
×6年10月1日 当座預金 300,000
1,300,000 1,300,000
備品減価償却累計額
×6年3月31日 次期繰越 125,000 ×6年3月31日 減価償却費 125,000
×7年3月31日 次期繰越 162,500 ×6年4月1日 前期繰越 125,000
×7年3月31日 減価償却費 37,500
287,500 287,500

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